ぼくも好きな漫画『美味しんぼ』に登場したので、この野菜のことを最初に知りました。
大正の時代に、近江地方の商人が岩手県に持ち込み、それから400年以上この地区で育てられてこの土地の伝統野菜になりました。
見たことがある人ならわかりますが、暮坪かぶ(くれつぼかぶ)は、見た目はちょっと細長いのでかぶというよりは大根みたいに見えます。
暮坪かぶの食べ方や野菜レシピもいろいろですが、特に漬けものにした時は、まるでたくあんみたいに見えるので、本当に大根かと思います。
図鑑で見ていたら、葉っぱのところも写っていて、葉っぱだけ見たらまちがいなくかぶでした。
葉っぱを切った写真しかみたことがなかったのでビックリしました。
この暮坪かぶの最大の特ちょうは、大根の14倍(食品分析センター調べ)という辛さです。暮坪かぶを使った野菜レシピはこの辛さを生かしたものが多いです。
どちらかと言うと辛いのが得意ではないぼくにはよくわからないのですが、オトナの味だとぼくの親は言います。
だって、漬けものだって少し辛味がありますからね。
料理方法としては、おそばやお刺身などにあわせるよう「おろし」にして薬味に使います。
これもまるで大根のようです。
この土地の寒くて、やせた土じょうがこの辛さを作っているのだそうです。
もちろん、他の土地で作ってもこの味にはならないそうです。
それでも今この暮坪かぶを作っているのは限られた農家だけなので、いつまでもこの伝統野菜を守ってほしいと思います。